UMBER KELP

森林性サボテンのいろいろ話


接ぎ木≒キメラよね


長い目で見たところ、割り接ぎと合わせ接ぎしか成功したことがない。いや、合わせ接ぎに関してはそこそこ高い活着率だし、おれの手癖に合ってるんだろうと思うが、なにしろ実生苗を接ぎ木したいのだ。

天芽接ぎという言葉はどうやらだれかの造語のようで←ヒトノセイ 頂芽接ぎ、芽接ぎ、というのが正しいのだろう。

なぜうまくいかないかを考えた時、ちぢむからじゃね?という予測に纏まった。

そもそもだが、接ぎ木の説明をネットで調べると、10日くらい晴れた日が続くタイミングで、風通しの良い場所に保管する。との記載を目にするが、今までに成功した接ぎ木は真逆の気がする。これは玉サボテンを接ぎ木する際の説明だからなのだろう。

葉っぱのある植物は葉から水分を蒸散し、常緑であれば水切れをおこすと葉が丸まり、もとに戻らなくなる。一方、サボテンは元は棘座が葉であり、蒸散だけではなく外の水分を棘座から取り込み維管束へ逆流させる。

つまり、台木が凹むだけでなく穂木が乾燥を乗り切る体力を持ち合わせていないのが要点で、ならば高湿度の苗床を試してみようと思い立った。

早速通電でつく仕組みの加湿器と某通販サイトで小型のビニールハウスと安物の湿度、温度センサーコンセントを購入して組み立てた。

暖房器具を買い忘れたが、ご愛嬌だ。あとから保温マットを追加購入した。

現時点では、接ぎ木≒圧力+湿度だと思っているので、失敗しても考えを軌道修正できるのでそれはそれで良いのだ( ;∀;)


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