収斂進化(しゅうれんしんか:convergent evolution)という言葉があります。
特徴のある環境に適応するために進化したカタチが、種族を超えて一致してくる事で、サボテンと一部のユーフォルビア属などを例に出せば、ピンとくる方も多いでしょう。
森林サボテン界隈に範囲を狭めると、発芽してから直ぐのカタチがお互いまるで違う、Disocactus属とEpiphyllum属も収斂進化と言えるのかもしれない(´・ω・`)
ならば、系統樹的にどれだけ離れているのだろうか???
そんな疑問に応えるべく、BioOne Completeというオープンアクセスの論文サイトのテキストを参考に記載してみます。
(お願いします!訴えないでください!(´;ω;`)
内容は高度すぎて良くわからないが、何らかしらのイメージが湧くかもしれない(*´﹃`*)
一番下のヤマは共通祖先(アウトグループ)、参考ですね。
Acanthocereus chiapensis と、oaxacensis は、いわゆる塊根性サボテンと言われるペニオセレウスで、tetragonus は、ホムセンで見かけるフェアリーキャッスル/電磁波サボテン と同じモノ。
一番下の、Pereskia lychnidflora は、木の葉サボテンで、図の中で一番最初のサボテンですな。
おもしろいのは、最近まで Epiphyllum属 であったアングリガーとクレナツムが、元の場所からずいぶんと遠くの枝へ行ってしまった事ですな。そして、スぺシオススが意外な位置にいる。
さて、気づいた方もおられると思うが、この系統樹にはシャコバやリプサリスが入っていない(´・ω・`)
シャコバやリプサリスが、この系統樹のどの段階で合流してくるのか判らないヽ(^o^)丿
シャコバとD.macranthus の交配種は存在しているので、その辺りのヤマかも知れないが。